デザイン分野で数々の重要な作品を生み出しデザイン界をトップランナーとして牽引してきた松本哲夫氏をお招きし、氏のデザインにおける思想と取組についてお話を伺います。ＪＩＡ金曜の会の会場である建築家クラブの設計も氏によるもので、出版記念も兼ねております。

『たとえば牛乳瓶。人は誰のデザインであるかは 意識せず、日常の中で使っているが、それが何かを示す存在感と機能性を兼ね備えている。いいデザインは無名である。いいデザインには誰もが使える公共性がある。複雑で厳しい条件から 苦労して答えをつかみ出していく過程の中にこそ建築家の仕事があるのだ。がんばれ、日本のデザイン。すべきことはたくさんある。』（建築家会館の本「建築家の広がり」より）