シンポジウム「2015年ネパール地震による組積造建造物の被害と復旧・復興計画—ノンエンジニアド住宅から歴史的建造物まで—」

2017年10月28日(土)

2015年ネパール地震では、ノンエンジニアド住宅から歴史的建造物まで組積造建造物が甚大な被害を受けた。本会も地震後に調査団を派遣し、報告会の開催や調査報告書の出版がなされている。 一方、海外組積造小委員会やCIB委員会(地震防災小委員会)もそれぞれ途上国組積造住宅の地震 防災に関わる技術的、政策的な課題に取り組んできており、その活動の成果を技術資料やガイドラインにまとめている。本シンポジウムでは、これらの活動の成果を紹介するとともに、地震後2年経過した現在、被害状況をレビューし、復興が始まりつつあるなかで、技術的・政策的な課題について議論し、国際的な動向も紹介しながら、今後の復興計画の策定に資する提言を示す機会とする。

日程
2017年10月28日(土)14時~17時
プログラム
1.主旨説明 花里利一(三重大学)

2.講演
耐震診断と補強技術 英文技術資料の紹介 北 茂紀(北茂紀建築構造事務所)
ユネスコによる被害軽減実現へ向けての政策ガイドラインの紹介 楢府龍雄(国際協力機構)
特別講演 ネパール地震による組積造建造物の被害と復旧状況 マンジープ・シャクヤ(コウパ工科大学)
ネパール地震によるノンエンジアド住宅の被害と復興計画 今井 弘(毛利建築設計事務所)
ネパール地震による歴史的組積造建造物の被害と構造修復 山口謙太郎(九州大学)
被災した歴史的組積造建造物の構造修復法に関する国際動向 遠藤洋平(信州大学)

3.討論
4.まとめ 安藤尚一(近畿大学)

(敬称略)

料金
一般4,000円、学生1,000円
定員
50名(要申し込み)
主催
日本建築学会 構造委員会 壁式構造運営委員会 海外組積造耐震化小委員会 国際委員会 CIB委員会 地震防災小委員会
申し込み
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=602838
会場
建築会館3階 301 + 302 会議室(東京都港区芝5-26-20)

  • JR山手線・京浜東北線田町駅(三田口)より徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・三田線三田駅(A3出口)より徒歩3分