シンポジウム「健康を支える住環境に求められる光とは」

2017年11月16日(木)

近年、光には生体リズムの周期を調節する働きがあることなど、光は健康と深く関わっていることが明らかになってきている。そのため光には健康を支えるという役割に対しても期待が高まっている。光の健康に関する効果を住環境に応用するには、光がもたらす健康に関した個々の効果について、実験室実験のみならず実環境での実証実験による知見の積み上げが欠かせない。

本シンポジウムでは、生理反応や心理反応、行動など多様な指標によって示唆される光の健康に関する様々な効果について、実験室レベルさらには実生活空間での検討によって得られた研究成果や知見の紹介を行い、知識の共有を図りたい。

ぜひ多くの分野の方々にご参加頂き、多面的な視点からの意見を交わし、健康な生活に貢献できる光のあり方について議論を行いたい。

日程
2017年11月16日(木)14時~16時45分
出演・プログラム
趣旨説明
古賀靖子(九州大学)

「健康に関連する光の非視覚的作用についての研究紹介」
岡本洋輔(大同大学)

「光の生物学的効果と照明応用(integrative lighting)の国際標準化」
古賀靖子(九州大学)

「実生活の光環境と健康問題:住環境に関する疫学研究(平城京スタディ)からの知見」
大林賢史(奈良県立医科大学)

「パッシブタウンにおける昼光照明環境の実態と予測手法に関する研究からの知見」
八木繁和(YKK AP(株))

「住宅における昼光が生体リズムに与える影響」
柏原誠一(旭化成ホームズ(株))

質疑応答・討論
進行:岡本洋輔(大同大学)

閉会挨拶
明石行生(福井大学)
(敬称略)

料金
一般3,000円、学生1,000円(資料代含む,当日会場でお支払いください)
定員
60名(申し込み先着順)
http://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=602934
主催
日本建築学会環境工学委員会光環境運営委員会
会場
建築学会3階会議室(東京都港区芝5-26-20)