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赤坂憲雄 × 鴻池朋子「人間のむこう側へ、どうぶつのこちら側へ」『性食考』(岩波書店)刊行記念

2017年10月07日(土)

食べること、交わること、殺すことの不可思議なつながりを探る赤坂憲雄さんの新刊、『性食考』。同書の刊行を記念して、赤坂憲雄さんと、本書の装画を提供された現代美術家の鴻池朋子さんを迎えて、トークイベントを開催します。

「食べちゃいたいほど、可愛い」という言葉を糸口に、人間の〈内なる野生〉に迫る本書。性/生/死を考察するなかで、人間と自然、人間と動物の関係も問いなおされます。

狩人と獲物の、食べる/食べられるが反転するとき――
人間と獣が結婚する(あるいは交わる)異類婚姻譚――

鴻池さんの描かれた『第3章 遭難』の森に浮かぶ狼少女たちは、本書と見事に共鳴しあっていました。

アートを通じ、人間の深淵、芸術の始源に対峙し、現代の神話を表現しつづけてきた鴻池さんには、『根源的暴力』『どうぶつのことば――根源的暴力をこえて』という著書もあります。

そして、赤坂さんは、東日本大震災以降の現在、そして未来にむけて、文学とアートにこそ可能性があると感じています。

鴻池さんは、この『性食考』を、どう読まれたのでしょう。赤坂さんは、この装画をどう受け止めらたのでしょうか。そしてお二人は、人間のこれまでとこれからに、アートに、何を思うのでしょう。互いを尊敬しあうお二人に、存分に語りあっていただきます。

この『性食考』は、これまで赤坂憲雄さんの著書を手にとったことのない新しい読者の方も関心を寄せています。読者の方が本書をどう読み、どう感じられたのか、対話の場ともなれば幸いです。

日程
2017年10月7日(土)15時~17時(14時30分開場)
出演
赤坂憲雄(学習院大学教授・福島県立博物館館長)
鴻池朋子(現代美術家)
(敬称略)
料金
1,500円+ワンドリンクオーダー
会場
本屋B&B
(東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
下北沢駅南口徒歩30秒
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