塚本由晴 THINK 82
THINK!82回目は、アトリエ・ワン代表の塚本 由晴さんにお越し頂きます。
アトリエ・ワンという名前には、犬の鳴き声の“ワン!”が元になっている程、動物や植物が好きで、人、動物、植物、建築が生き生きと共存し、様々な関係性をふまえた上で、人が自然と集まって来られるような建築を作りたいという塚本さん。その作品からは、様々なモノに愛情を持たれている優しさを感じる事が出来ます。
「建築」は、人の傍にいつも居てくれる大きな存在、とまるで生きているモノのように捉えられ、生まれるときがあって消えるときがある。そのモノやコト達が、しっかりと使命を果たし、喜んでいる使い方や関係を作り、“良い普通”を引き出す事を意識されている塚本さん。
“ビヘイビオロロジー(振る舞い学)”という言葉を生み出され、人の振る舞い、自然の振る舞い、そして建築の振る舞い、それぞれがそこで生み出す振る舞いを建築やデザインを通して積極的に引き出す “コモナリティ(共有性)”のデザインを重要視されています。
また、都市空間にも関心を持たれ、東京の街を観察しユニークな建物を収集・調査した『メイド・イン・トーキョー』や、街の隙間に建てられた建物を集めた『ペット・アーキテクチャー・ガイドブック』を出版されました。無名な建築や不思議な建築をあえて纏められた意図や目的は、とても気になります。
存在しているもの全てが“生き生きとしている事”を大切に考えられている塚本さん。現代社会でバラバラになってしまった「個」をどの様に繋ぎ、これからの建築や都市空間を再考されているのか、しっかりとお伺いしたいと思います。
みなさま、是非お越し下さい。
- 日程
- 2017年9月2日(土)19時30分〜21時30分(開場 19時)
- 出演
- 塚本由晴
(敬称略) - 料金
- 1,000円(予約不要)
- 定員
- 椅子席は先着100席までとなります。以降は立ち見となります。
ご来場が多数の場合は入場をご遠慮頂く可能性がございます。予めご了承下さい。 - 主催
- Suppose Design Office
- 会場
- サポーズデザインオフィス3階(広島市中区舟入本町15-1)
イベント登録日:2017年08月30日
関連アーカイブ
- 保坂健二朗・村松伸・塚本由晴・川添善行・平田晃久 国立東京近代美術館 「日本の家」展 シンポジウム@青山ハウス
- 塚本由晴・櫻井一弥「WindowScape」シリーズの塚本由晴氏による「窓のふるまい」の10年を振り返る
- 槇 文彦・西田 司・成瀬友梨・能作文徳・伊藤 暁 第15回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展記念シンポジウム 「en[縁]: アート・オブ・ネクサス、その先へ」
- 第6回 JIA東海住宅建築賞2018 公開最終審査
- 塚本由晴 × 森田一弥「壁のふるまい, 町のふるまい — 京都土壁案内2018」
- 第53回 セントラル硝子国際建築設計競技 自動運転が変える「くらし・まち・建築」
- 展示ディレクター 五十嵐太郎 会場構成 西澤徹夫 窓学10周年記念「窓学展 — 窓から見える世界 —」
- 山岸剛 × 髙橋一平 千葉学 × 乾久美子 富永譲 × 妹島和世 塚本由晴 × 大西麻貴 石榑督和 × 北山恒 鞍田崇 × 山本理顕 鈴木了ニ × 藤原徹平 青木淳 × 西沢立衛 二川由夫 × 寺田真理子 Y-GSA 公開レクチャーシリーズ 横浜建築都市学「建築と都市の新しいフィールド」
- アレクサンドル・ブロツキーとイリヤ・ウトキン『キャンセル 1990年6月21日』邦訳版刊行記念パブリック・トーク
- 第6回 JIA東海住宅建築賞2018