藤森照信展「自然を生かした建築と路上観察」at 広島市現代美術館
2017年09月29日(金)〜2017年12月03日(日)
1946年生まれの藤森照信は、高校卒業まで長野県茅野市で過ごし、東北大学、東京大学大学院に進学しました。近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残したのち、44歳で神長官守矢史料館(長野県茅野市、1991年)を設計し、建築家としてデビューします。以後、約25年のあいだに40余の独創的な建築作品を創り続けてきました。屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、自然木を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、藤森照信の作品は、建築の通念を軽やかに超えた新しさと、遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ、きわめて独創的な建築として知られています。
本展では、建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」というテーマから、代表的な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、これまで手がけた建築の屋根・壁・左官等の素材見本、家具、茶室などを展示し、建築家・藤森照信の仕事を紹介します。
- 日程
- 2017年9月29日(金)〜12月3日(日)10時~17時
入場は閉館の30分前まで - 休み
- 月曜日(ただし10月9日は開館)、10月10日(火)
- 料金
- 一般1,030円、大学生720円、高校生・65歳以上510円、中学生以下無料
- 主催
- 広島市現代美術館、中国新聞社
- 協力
- 永青文庫、エルメス財団、株式会社ジェネラルハードウェア、公益財団法人 上田流和風堂、神勝寺、多治見市モザイクタイルミュージアム、茅野市美術館、筑波大学貝島研究室、細川事務所、ラムネ温泉館、路上観察学会、同文社
- 企画協力
- 水戸芸術館現代美術ギャラリー