大振幅地震動に対する設計と地震対策の最新動向
2017年11月06日(月)
2016年熊本地震など、強震観測体制の充実とともに、これまで建物の耐震設計で想定されてきた地震動よりも大きいパルス性の大振幅地震動が観測される事例が出てきている。また、南海トラフの巨大地震の予測地震動についても、大振幅の長周期長時間地震動が予測されつつある。関西地域においても、特に超高層建物や免震建物に影響が大きい大振幅地震動の発生が予測される中、設計と地震対策の最新動向について議論する。
- 日程
- 2017年11月6日(月)13時~17時
- 出演
-
司会:伊藤麻衣(神戸大学)、青木和雄(竹中工務店)
1. 主旨説明 林康裕(京都大学)
2. 大阪平野における長周期地震動特性 上林宏敏(京都大学)
3. 2016年熊本地震断層近傍地震動のパルス特性と応答特性 亀井功(亀井構造設計事務所)
4. 大振幅地震動に対する超高層建物の応答 杉野未奈(京都大学)
5. 大振幅地震動を対象とした鋼架構における変形能力向上手法の提案 多賀謙蔵(神戸大学)
6. 関西地域における告示波を超える長周期地震動に対する鉄筋コンクリート造建物の検証法(案)について 柳澤信行(竹中工務店)
7. 名古屋周辺地域における大振幅地震動 護雅史(名古屋大学)
8. パネルディスカッション 今後の課題と方向性について 林康裕(京都大学)、笹元克紀(大林組)
9. まとめ 吉田聡(日建設計)
(敬称略) - テキスト代
- 2,000円(当日頒布)
参加費は徴収しません。テキストを購入のうえ参加されるようお願いいたします。 - 定員
- 200名(申込み先着順)
- 主催
- (一社)日本建築学会近畿支部 耐震構造研究部会
- 共催
- (一社)日本建築構造技術者協会 関西支部
- 会場
- 建設交流館 8F グリーンホール(大阪市西区立売堀2-1-2)