沼野恭子「トゥルゲーネフの魅力とその翻訳について」紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #32 『初恋』
2017年08月28日(月)
1860年に発表された『初恋』は、ドストエフスキーやトルストイが大作を次々と発表していた60年代においても際立った存在感を示していた傑作で、作者自身がもっとも愛した自伝的中編です。
年上の公爵令嬢ジナイーダに一目で魅せられた16歳の少年ウラジーミル。彼の初恋の甘く切ないときめきやふるえが、主人公の回想のかたちで綴られます。今回はこの『初恋』という作品の魅力について、またトゥルゲーネフを日本で最初に紹介し、日本の近代小説の成立に大きな影響をおよぼした二葉亭四迷の翻訳について、翻訳者の沼野恭子さんに語ってもらいます。
光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開催するReaders Club読書会(Reading Session)、第32回です。
- 日程
- 2017年8月28日(月)18時30分(開場18時15分)
- 出演
- 沼野恭子(東京外国語大学教授/ロシア文学研究家・翻訳家)
聞き手:駒井稔(光文社古典新訳文庫・創刊編集長)
(敬称略) - 料金
- 無料
- 定員
- 50名(要予約)