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小泉秀樹・村山顕人・高鍋剛「マスタープランは必要か? ~日本型のプレイス・ベースト・プランニングを考える~」JSURPまちづくりカレッジ2016『人口減少社会を読む2』特別企画

2017年09月21日(木)

本格的な人口減少社会が到来し、都市は発展の時代から成熟の時代へ、さらには地域を衰退させず持続させるための仕組みが求められています。また一方で自然災害は年々巨大化、激甚化し、安全への備えも必要となっている他、超高齢社会への対応、環境共生、コミュニティ再生など、都市政策上の課題は多様化複雑化しています。そのような背景から、制度改正も進み、立地適正化計画をはじめ、今までにはないタイプの計画策定が求められています。

一方、市民や企業の動きも以前とは変わり、様々な場面で官民連携が進み、市民活動も都市空間の中で様々なアクションとして展開しつつあります。プレイス・メイキングやタクティカルアーバニズムなどの動きは、公共空間を戦略的視点から改善し、都市を有効に活用しようとする新しい動きですが、これまで行政が作成していたマスタープランとは無縁のように見えます。

このような中、アメリカでは「プレイス・ベースト・プランニング」という計画手法が注目され、特に衰退傾向の著しい都市において、マクロな分析視点と、ミクロなコミュニティの視点から計画を組み立て、都市を改善しようという動きが出てきています。

日本とは少し背景が違いますが、都市成熟の時代における、都市計画のあり方や視点を大きく見直すべき時期に来ていると考えられます。このような問題認識から、このセッションでは、これからのマスタープランのあり方について、事例を通じて考えたいと思います。

日程
2017年9月21日(木)18時〜20時30分
出演
小泉秀樹(JSURP/東京大学都市工学科教授)
村山顕人(東京大学都市工学科准教授)
高鍋剛(JSURP/都市環境研究所・主任研究員)
(敬称略)
料金(資料代)
1,000円(要申し込み)
主催
認定NPO法人日本都市計画家協会
会場
東京大学本郷キャンパス工学部14号館 141講義室
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