一般財団法人建築環境・省エネルギー機構（東京都千代田区 理事⻑ 村上周三）は、設計者や居住者の省エネルギー意識の高まりを受け、省エネルギー住宅の設計等実務に携わる人を対象として開催している講習会「自立循環型住宅設計講習会 温暖地版」を、平成29年8月から9月にかけて開催順に名古屋・大阪・東京の全国３都市で開催いたします。

本講習は『温暖地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』を使用した解説の他、今回はガイドラインを実際に使用した設計実例を紹介したテキスト『自立循環型住宅設計実例 vol.1』も使用し、省エネルギー住宅の設計方法、省エネルギー要素技術の採用方法とエネルギー消費量の削減効果の簡易な計算方法について、実例も併せて紹介しながら解説することで、受講者の理解を更に深めて戴くプログラム構成となります。

「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が施行され、2020 年の建築物省エネ基準義務化を控え、またゼロエネルギー住宅（ZEH）や省エネルギー住宅に伴う諸施策に対して、実際の住宅の設計に伴う効果の算定を容易に検討できる本ガイドラインと講習の内容は、住宅を設計・施工されている工務店等の実務者のスキルアップ、社員研修として、また、住宅・建材・設備・ゼネコン・不動産・家電・エネルギー供給事業者や地方公共団体の住宅担当者の方々の多数ご参加をおすすめいたします。本講習会を通じて住宅の省エネルギー性能の向上と快適な住まいが広がることを期待しています。