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没後90年 萬鐵五郎展

2017年07月01日(土)〜2017年09月03日(日)

萬鐵五郎(よろず・てつごろう、1885-1927)がその才能を開花させたのは、明治末年から大正初めのことでした。19世紀後半に日本に本格的な移入が図られた西洋絵画と東洋の伝統を融合させ、独自の世界を作り上げた萬鐵五郎の全貌を紹介します。

岩手県土沢(現在の花巻市)で生まれ、茅ヶ崎で没した萬鐵五郎が41年の生涯において、画家として活動したのはわずか20年ほどでした。しかしながら、その間に国際的水準といっていい質と量の作品を生み出した萬は、独自のやり方でモダニズムを問い、またその答えを見出そうと果敢に試みました。それは、日本という文脈であればこそ生まれ得た、特異で比類ない画業であったといえるでしょう。

没後90年を記念して開催する本展は、国内でも20年ぶりの大規模な回顧展となります。今回の展覧会では、従来あまり注目されてこなかった水墨画にも焦点を当て、油彩画、水彩画の代表作に加え、素描、版画のほか、制作のプロセスを示す周辺作品や資料など出品総数約400点によって、萬が目指した表現の本質に改めて迫るとともに、その稀にみる才能と洞察力に恵まれた画家の創作の原動力を探ります。

日程
2017年7月1日(土)〜9月3日(日)9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休み
月曜日(7月17日は開館)
料金
一般1,000円、20歳未満・学生850円、65歳以上500円、高校生100円
主催
神奈川県立近代美術館、東京新聞
会場
神奈川県立近代美術館 葉山(神奈川県三浦郡葉山町一色 2208-1)
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