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池田学 × 稲葉俊郎「絵を描き、山に登る ~池田学の作品から考える美術と身体と自然の関係。~」

2017年07月28日(金)

現在、大きな話題をよんでいる画家 池田学さんの大規模個展「池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-」。佐賀にはじまり、金沢、そして東京に巡回します。

中でも注目を浴びている作品は、本展ではじめてお披露目された新作《誕生》。アメリカ・ウィスコンシン州のマディソンで3年3か月かけて制作された3m×4mの大作です。そんな本作の制作に迫った書籍『《誕生》が誕生するまで(仮)』(青幻舎)が刊行されます。

今回は、個展の開催と、本書の刊行を記念して、いかにして池田さんの作品が誕生するのか、作品制作の舞台裏に迫ります。

緻密さと壮大さが共存する作品の背景には、池田さんの小さき者たちへの観察のまなざしと、壮大な自然に向き合う勇敢な姿勢があります。実は、池田さんは大のアウトドア好き。制作の合間に、魚を釣り、岩、そして山を登り、スキーを滑る。描くことと同じくらい「身体を動かすこと」「自然と戯れること」を楽しみ、情熱を注がれています。

池田さんのように、日々の生活において「身体を動かす」ことを大切にしている人がいます。医師の稲葉俊郎さんです。
稲葉さんは、東京大学の循環器系内科医でありながら、絵を描かれるとともに、能楽の稽古に通われることで、ご自身の身体と向き合い、芸術と医療、芸術と身体の関係を模索し続けられています。また、学生時代から山岳部として登山(冬山含む)、クライミング、沢登りを続け、現在も東京大学医学山岳部監督をされながら山岳医療のボランティアもされています。

では、池田さんにとって身体を動かすこと、自然と向き合うことが、作品にどのように影響しているのでしょうか。
医師として、日々、多くの人の身体にふれる稲葉さんにとって、能楽に関わり、自己の身体と向き合うことはどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「自然と身体」の視点から、稲葉さんとともに池田学さんの作品制作の舞台裏に潜入することで、池田さんの想像力とその源を探ります。さらにお2人のお話から、人はなぜ描くのか、なぜ山を登るのか、なぜ舞うのか、芸術の根源にも迫る機会にしたいと思います。

日程
2017年7月28日(金)19時30分~21時(19時開場)
出演
池田学
稲葉俊郎
(敬称略)
料金
イベント参加券3,000円
(注)池田学さんの著書を、銀座 蔦屋書店にてご購入いただいた方が対象。
定員
50名
会場
銀座 蔦屋書店
(東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F)
地下鉄
銀座駅 A3出口 徒歩2分
東銀座駅 A1出口 徒歩3分
JR
有楽町駅 徒歩約10分
新橋駅 徒歩約10分
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