菅木志雄、李禹煥「History on paper - Mono-ha -」
2017年06月22日(木)〜2017年07月09日(日)
数多ある名品を版画というジャンルで絞り、改めてその価値や歴史の成り立ちに触れる「History on paper」シリーズ。
第3回となる今回は、1960年代から1970年代中期にかけて起こった芸術運動「もの派」の中心人物である李 禹煥と菅 木志雄の版画作品をご紹介します。「もの派」とは「具体」とともに日本の戦後美術の大きな柱となった芸術運動です。
自然物や人工物をほぼ未加工のまま提示し、それらモチーフと観客や展示空間との関係性を認識させ、再構築します。
ポンピドゥー・センターでの「前衛芸術の日本 1910-1970」展(1986年)で国際的な高い評価を得ることで、以後国外でも「Mono-ha」として定着しました。
李 禹煥は代表的な作品シリーズ「From Line, From Point」の中から1977年制作の8点セットを中心に構成。菅 木志雄は1980年制作の貴重な木版を展示いたします。
その時代に新たな価値を生み出し、後世に受け継がれる作品の数々。ギャラリーという空間で観るからこそ、より近く作品について深められる貴重な機会となります。 ぜひご高覧くださいますようお願い申し上げます。
- 日程
- 2017年6月22日(木)〜7月9日(日)12時〜20時
- 休み
- 月曜、毎月最終日曜日
- 出展作家
- 菅木志雄、李禹煥
(敬称略) - 主催
- hpgrp GALLERY TOKYO