「東京大学 総合図書館 別館」見学会
2017年06月23日(金)
東京大学は創造的学習の拠点と300万冊収蔵の自動化書庫スペースとして、本郷キャンパス総合図書館前広場の地下に総合図書館 別館を建設しました。
埋蔵文化財調査により発見された江戸時代の加賀藩邸や関東大震災で焼失した旧図書館の遺構を、広場のベンチや床の敷石として再生すると共に、本館の防火水槽としての用途をもっていた噴水を改修し、地下に自然光を導くトップライトとして再生しました。東西の既存サンクンガーデンからアプローチする地下1階のライブラリープラザは地下であることを生かした輻射冷暖房と調湿性をもつ天井木格子により、安定した温湿度環境が確保されています。
建設地は内田祥三工学部教授設計による伝統ある本館、大谷幸夫設計の法学部4号館・文学部3号館が隣接しているため、地上で躯体を造りながら同時に地下を掘削し、躯体の自重により地下に沈設させていく土木技術のニューマチックケーソン工法が採用されている希少な事例ともなっています。
通常は大学関係者以外の見学は原則できませんので、この機会にご覧下さい。
- 日程
- 2017年6月23日(金)14:30~15:30
- 申込締切
- 2017年6月20日(火)
- 料金
- 一般2,500円(当日払い)
- 定員
- 30名(申込多数の場合、抽選)
- 企画
- 東京建築士会 見学委員会
- 会場
- 東京大学(東京都文京区本郷7-3-1)※現地集合