新型コロナウイルス感染拡大にともない、掲載時からイベント内容が変更となっている場合がございます。

坂倉準三・吉阪隆正・大髙正人ほか「平成29年度国立近現代建築資料館収蔵品展」

2017年06月10日(土)〜2017年09月10日(日)

文化庁国立近現代建築資料館では、これまでに収蔵資料のうち坂倉準三資料(平成25年度)、吉阪隆正+U研究室資料(平成27年度)、大髙正人資料(平成28年度)を中心に、それぞれの建築家の足跡をたどる内容の展覧会を開催してきました。しかしながら、当館のアーカイブズには、既に展示した資料の他にその何倍もの資料があり、膨大な情報が蓄積されています。そこで、このたびの収蔵品展では、新たな試みとして、過去の展示では十分に全容を紹介するに至らなかった3つの建築プロジェクトに焦点を当てた展示を行います。

〈プロジェクト展示〉

1 坂倉準三資料より「出光興産給油所関連施設」
2 吉阪隆正+U研究室資料より「ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館」
3 大髙正人資料より「農協事務所建築」

これらのプロジェクトは、戦後の建築界を牽引した3人の建築家たちにとっても、我が国の近代建築運動全体の展開にとっても、その全容を把握すべき重要なものです。プロジェクトで試みられたさまざまな取り組みは、その後の建築家たちの設計活動の礎となり、また、周囲に多大な影響を及ぼしました。代表的な図面だけでは把握することが困難な設計の方法論や建築家たちの挑戦の軌跡を、当館が保有する数々の資料を通して幅広く紹介します。

併せて、〈新規収蔵資料展示〉として渡辺仁および平田重雄の建築資料を初めて紹介します。これらの資料群は、当館の収集方針の改正(平成28年12月)に基づく受け入れ対象の拡大によって収蔵に至ったものです。図面だけでなくスケッチブックや原稿なども含むものであり、ふたりの建築家の発想のプロセスやその設計思想を明らかにする上で価値を有すると考えられるものです。

日程
2017年6月10日(土)~9月10日(日)
休み
会期中無休
料金
【展覧会のみ閲覧】※平日のみ利用可能
湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。
入館無料


【都立旧岩崎邸庭園と同時観覧】
都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。
ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

主催
文化庁
協力
公益財団法人東京都公園協会
会場
国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15)
会場の場所をGoogleマップで開く
スポンサーリンク