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桑原正彦「fantasy land」

2017年06月23日(金)〜2017年07月22日(土)

1959年東京生まれの桑原正彦は、80年代から作品を発表しはじめ、以後一貫して近代化で変容する風景や人間への違和感を表現してきました。

桑原の子供時代の原風景となっている、60、70年代日本の経済繁栄により生じた無機質な建物や景色、無名のまま消費され打ち捨てられる人形やおもちゃ、汚染された水辺の奇妙な生物。それらのもの悲しさを軽妙にユーモラスに描きつつ、淡いトーンの色彩とぼやけた輪郭で背景と同化させた表現からは、現代に生きる私達にふとよぎる虚しさやけだるさ、寂寥感と表裏一体の不思議な多幸感をも感じられます。

本展「fantasy land」は、最初に開催した1997年「棄てられた子供」展以降、小山登美夫ギャラリーでの10回目の個展となり、新旧約30点の作品を発表いたします。

私たちが普段見過ごしている世界の奇妙さを軽妙にすくいとる桑原が、2017年の現代社会に渦巻く欲望をどのように表現するのか。この機会に是非ご高覧ください。

日程
2017年6月23日(金)〜7月22日(土)11:00~19:00
休み
日、月、祝
料金
無料
主催
小山登美夫ギャラリー
会場
小山登美夫ギャラリー
(東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F)
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Untitled, 2017 acrylic on canvas 53.0 x 53.0 cm ©Masahiko Kuwahara, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
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