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饗庭伸・西村浩「リアルな都市のたたみかた ~都市のスポンジ化にどう向き合うか~」

2017年07月03日(月)

人口減少時代の我が国においては、今後多くの都市が縮退(shrink)の局面を迎えますが、都市の縮退は、その範囲が縮小するというよりもむしろ、都市の内部に小さな孔がぽつりぽつりとランダムに開いていく、いわゆる「スポンジ化」という現象を伴って進行するものと考えられます。

しかし、人口増加、都市の拡大を前提とした従来型の都市計画制度は、こうした小さくランダムに空間が変化するスポンジ化のような状況を想定していません。また、都市機能を一定のエリアに高密度に集約・再編することで都市の縮退を計画的にコントロールしようという「コンパクトシティ」政策とスポンジ化の関係についても議論がなされているところです。

そこで本セミナーでは、『都市をたたむ─人口減少時代をデザインする都市計画』を上梓された饗庭伸氏と、空き地を起点としてまちなかを再生する「わいわい!!コンテナプロジェクト」を手掛けられている西村浩氏をお招きして、理論と実践の両面からこの課題にアプローチすることを通じて、都市の縮退とスポンジ化を踏まえつつ「都市をたたむ(fold up)」ことのポジティブな可能性とその方法論について議論を深めたいと思います。

日程
2017年7月3日(月)14:00〜16:00(開場13:30)
出演
講演I『人口減少時代の都市計画』
饗庭伸(首都大学東京 都市環境科学研究科都市システム科学域 教授)


講演II『空きは不幸か?―連鎖と循環を生む最先端の都市再生実践論』
西村浩(株式会社ワークヴィジョンズ 代表取締役)


ディスカッション


司会進行:辻田昌弘(東京大学公共政策大学院 特任教授)
(敬称略)

料金
無料(事前申込制・先着順)
主催
東京大学公共政策大学院
会場
東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(地下2階) 福武ラーニングシアター()
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