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橋彌和秀 「認知的インタラクションデザイン学」公開講義 インタラクションの基盤としての「こころ」:進化と発達からのアプローチ

2017年06月13日(火)

ヒトにおけるインタラクションの背景として、わたしたちは自動的に自他の「こころ」を想定している。本講演では、原理的に確認できない「こころ」をリアルに経験する一種の情報処理バイアスの成立過程と、その機能について、理論的整理と行動実験を通して議論したい。具体的には下記のようなトピックを取り扱う。

  • 進化とはなにか
  • 内的な情報処理装置としてのこころの進化と処理バイアス
  • 自他意識と共感の関係

その上で、講演者たちがおこなっている具体的な研究例をいくつか紹介し、また、デイヴィッド・プレマックがTheory of Mindという概念に集約した自己言及的な社会的知性としてのこころに関する近年の議論についても触れることにしたい。

日程
2017年6月13日(火)14:30〜16:00
出演
橋彌和秀(九州大学 人間環境学研究院 准教授)
(敬称略)
主催
京都工芸繊維大学
会場
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス ノートルダム館(東3号館)K301(京都市左京区松ヶ崎橋上町)
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