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「岡本太郎×建築」展 ─衝突と協同のダイナミズム―

2017年04月22日(土)〜2017年07月02日(日)

1964年、アジアで初めてのオリンピック開催にわきたつ東京。丹下健三の名作である国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)は、吊り構造の屋根をもったダイナミックな美しい造形で、この祭典の象徴となった建築でした。

岡本太郎はこの競技場のために、色鮮やかな陶板壁画のシリーズを制作しています。岡本にとって丹下健三とのコラボレーションは、1957年の旧東京都庁舎での壁画連作、東京オリンピック、そして1970年の日本万国博覧会での「大屋根」と「太陽の塔」へとつながっていく、高度経済成長期のまさに国家的プロジェクトというべき大舞台になりました。

壁画やモニュメントを数多くのこした岡本ですが、それらは親しく交流した建築家たちとの関係から生まれたものが少なくありません。丹下健三をはじめ、1930年代からの知己である坂倉準三や、アントニン・レーモンド、磯崎新といった建築家たちとの関わりや協同のなかで、岡本太郎の仕事は「美術」の枠を大きく超えて、豊かな広がりを獲得しえたのでしょう。

本展は、日本が大きく飛躍をした時代、共に「伝統」と「創造」について議論し、都市と時代を見つめた岡本太郎と建築家たちの交流に焦点をあて、建築と美術の協同の一つのかたちについてご紹介いたします。

日程
2017年4月22日(土)~7月2日(日)9:30~17:00(入館は16:30まで)
休み
月曜
料金
一般1,000円、高・大学生・65歳以上800円、中学生以下無料
関連イベント
レクチャーシリーズ「建築とアート」
企画・司会:藤原徹平(建築家・本展会場構成)
第1回 鈴木了二(建築家)
日時:5月13日(土) 14:00-
第2回 青木淳(建築家)
日時:5月20日(土) 14:00-
第3回 中山英之(建築家)
日時:5月27日(土) 14:00-
第4回 名和晃平(彫刻家)
日時:6月3日(土) 14:00-

場所:美術館ガイダンスホール、企画展示室
定員:各回70名程度(要予約・要観覧券)
申し込み:電話のみ(044-900-9898)先着順 
4月22日(土)10:00から受付開始

主催
川崎市岡本太郎美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
会場
川崎市岡本太郎美術館 企画展示室(川崎市多摩区枡形7-1-5)
会場の場所をGoogleマップで開く
詳細ページ
http://www.taromuseum.jp/
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