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「うごき」と「へんか」の視点・富山市ガラスコレクション展

2017年02月18日(土)〜2017年03月26日(日)

ラスを用いて制作された作品と向き合うとき、わたしたちはそこに何を見るのでしょうか。液体であるかのように今にも動きそうなかたち。普段意識することのない地球の重力。表面の削り痕や作品内部に留められた気泡などから感じる動きやリズム。素材を通してみる風景や時間の移ろい。外または内側に向かって輝く光と色彩。つるつる、ざらざらとした質感…など、ガラスという素材だからこそ成し得る表現を発見します。また、作品の周囲を巡る、覗き込む、より遠くから眺めるなど、見る人の身体的動作が加わることで、わたしたちは作家の意図する、あるいは意図した以上の「うごき」や「へんか」を作品の中に見出します。作品を介して生まれる他者や自分自身との対話は、思いがけない視点の転換、思考や感覚の豊かな広がりへと繋がります。鑑賞において視覚的、身体的、精神的に知覚するこのような「うごき」や「へんか」は、わたしたちの意識を作品へと惹きつけ、深く作品世界へと誘います。

本展では、富山市がこれまで収集してきた作品の中から「うごき」や「へんか」というキーワードをもとに、24点の作品を紹介します。作品に存在する「うごき」や「へんか」を探り、目で追うことで、それまで気が付かなかった作品や素材の面白さ、作家の想いが見えてくるかもしれません。

日程
2017年2月18日(土)~2017年3月26日(日)9:30~18:00
※金・土曜日は午後8時まで。入場は閉場の30分前まで
休み
2017年3月1日、3月15日(第1、第3水曜日)
会場
富山市ガラス美術館(富山市西町5番1号)
料金
一般400円、大学生300円
出展作家
アビルショウゴ、後藤洋平、ブライアン・ハースト、ウォーレン・ラングレー、ヨセフ・マレク、ニック・マウント、茂木里恵、パヴェル・ムルクス、佐野景子、ラダ・セメツカ、パヴェル・トルンカ、バーティル・ヴァリーン(敬称略)
主催
富山市ガラス美術館
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