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宮島達男「アーティストの未来」『芸術論』(アートダイバー)刊行記念

2017年03月11日(土)

2017年3月、現代美術家・宮島達男さんの新刊書籍『芸術論』が上梓されます。
この本には、宮島さんがこの10年間、教育の現場に携わりながら各紙に寄稿してきた文章や、若い世代のために発信してきた言葉からの選り抜きが収められています。そして、世界に衝撃を与えたデビューから30年の節目を刻む意義も込め、宮島芸術の根幹となる「哲学」について、踏み込んだ解説を施した2編の文章を、新たに書き下ろしとして加えました。

2千数百年間にわたってアジア、そして日本の精神性の底流に息づき、幾多の豊饒な文化を育んできた大乗仏教の精髄の生命観。若き日の宮島さんが、それをいかにして世界に通じる概念として〝翻訳〟し、その自身の打ち立てたコンセプトに促されながら「創作」と「社会との関わり」を重ねてきたかが、赤裸々に綴られた書籍となっています。

今回のイベントでは、宮島達男さんの指名で本書の編集を行った東晋平さんを聞き手に迎え、あらためて「宮島哲学」の深淵や、芸術やアーティストと社会の新しい関係、さらにシドニー個展の反響や3月3日から始まる東京での個展などのお話を、宮島さんに語っていただこうと考えています。

また、この日は東日本大震災から7年目に入る大切な日でもあり、六本木ヒルズにある宮島さんのパブリック・アート「カウンター・ボイド」も、同日から3日間限定で再点灯されます。本年から宮城県の牡鹿半島を舞台にスタートする宮島さんの新しい東北プロジェクトなどについても、さまざまお話しいただく機会となるでしょう。

終了後、宮島さんのサイン会も開催いたします。

日程
2017年3月11日(土)18:00~19:30
出演
宮島達男(現代美術家)
東晋平(文筆家・編集者)
(敬称略)
会場
青山ブックセンター本店(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)
料金
1,080円
定員
110名
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