建築と社会を結ぶ-大髙正人の方法
2016年10月26日(水)〜2017年02月05日(日)
建築家・大髙正人(1923-2010年)は、戦時下の1944年に東京帝国大学建築学科に入学、外来講師の前川國男(1905-86年)に接したことがきっかけで、当時事務所があった前川の自邸へ通い始めます。卒業と同時に正式所員となった大髙は、戦後派スタッフの中心としてプレモス72型や晴海高層アパート、東京文化会館等を担当して独立、以後、半世紀に及び建築家として活動しました。
大髙は、目標とする建築のテーマとして「PAU(Prefabrication/Art&Architecture/Urbanism)」を掲げ、工業化部材の開発から都市スケールの計画や町づくりまで、幅広い仕事に取り組みました。そこには、建築が生活環境を支える社会的な共有財産となることを目指した大髙の建築思想と倫理が貫かれています。
この展覧会では、大髙正人の仕事の全体像を紹介し、彼の求めた建築の可能性に迫ります。
- 日程
- 2016年10月26日(水)~2017年2月5日(日)10:00-16:30
- 休み
- 2016年11月12日(土)、2016年12月29日(木)~2017年1月3日(火)
- 会場
- 国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15)
- 主催
- 文化庁
- 企画
- 大高正人展実行委員会、京都工芸繊維大学
- 協力
- 福島県三春町、広島市立大学、公益財団法人東京都公園協会