居心地のいい喫茶店には、来店した人を異空間へと誘うインテリアや建築的なこだわり、そして長い時間をかけて作られた独特の味わいがある。1920年代の喫茶店ブーム、そして喫茶店の黄金期といわれた高度経済成長期に、個人経営の喫茶店は、それぞれの個性を生かし、独特な内装を作り出した。

本書は、これまで正面からとりあげられてこなかった、30年以上の歴史を持つ喫茶店・洋食店のインテリア・建築的魅力について、『いいビルの写真集west』をはじめ、建築と文化のかけはしとなる書籍を多数出版するBMC（ビルマニアカフェ）を著者に迎え、戦前戦後の喫茶店・洋食店の姿を記録し、伝える写真集。

BMCの５人が、開店時のインテリアとスピリットをそのまま残す喫茶店・洋食店の店主をたずね、歴史と人がつくる味わい、空間としてのよさを考える。大阪府をメインに、京都・和歌山・兵庫を代表するため息もののインテリアが現存する老舗店から、知られざる名店まで、33店の物語を紹介する。

日程

2016年10月15日（土）14：00〜

出演

BMC（高岡伸一・阪口大介・井上タツ子・ 川原由美子・岩田雅希）（敬称略）

会場

ジュンク堂 MARUZEN＆ジュンク堂書店　梅田店（大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町）

料金

対象書籍

大福書林『喫茶とインテリア　WEST』（10月上旬発売予定・2,200円＋税）

定員

50名