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イワタルリ BODY × 硝子

2016年07月16日(土)〜2016年09月25日(日)

イワタルリ(1951-)は、日本の現代ガラスの先駆的存在であった岩田藤七を祖父に持ち、その後継として活躍した岩田久利と糸子の間に生まれます。ガラス制作が身近にある環境で育った作家は、東京藝術大学で鋳金を学んだ後、ガラス作家としての活動を開始します。

作家はこれまで、日常使いのガラスの器から、ガラスを金属や麻縄といった異素材と組み合わせてインスタレーションする大型のものまで、多様な作品を生み出してきました。作品に見られる美しいガラスの色彩や柔らかな動きは、溶けたガラスが立体へと造形される過程で作家によって引き出されたものです。また、自身の身長や手のひらの大きさを基準とした作品からは、あたかも作家の身体の一部であるかのような生命力が感じられます。人々は、作品の持つ強い存在感やエネルギーに圧倒されるとともに、それらを通して作家自身と対面するような感覚になるのではないでしょうか。

本展は、1989年から2003年までの作品約25点を、作家が「彫刻的作品」と称する大型のキャスト作品と、器のかたちを呈する「工芸的作品」とにわけて展示空間の中で構成します。ホットワークの技法を駆使し、独自の造形感覚によって生み出された、イワタルリの多様な表現世界を展観します。

日程
2016年7月16日(土)~2016年9月25日(日)9:30-18:00(金・土は20:00まで開場、入場は閉場の30分前まで)
休み
第1第3水曜日
会場
富山市ガラス美術館(富山市西町5番1号)
料金
一般 700円、大学生 500円、高校生以下無料
出展作家
イワタルリ(敬称略)
主催
富山市ガラス美術館
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